ジャガー修理事例

ジャガー Sタイプ (JAGUAR S-TYPE)板金塗装 
自動車修理事例 part2

ジャガー Sタイプ (JAGUAR S-TYPE)のお客様は、左のドアをへこましてしまいご入庫となりました。

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損傷状況


左フロントドアの下部にヘコミが確認できます。
車両保険での支払いを希望されました。

今回はそれ以外に自費扱いで、フロントフェンダーとリヤフェンダーの修理依頼がありました。
車両保険扱いのリヤドアに対する按分計算(独立して多パネルを計算するよりも、全てのパネルをトータルで計算したほうが安くできること―本当はもっと技術的な説明なのですが、簡単に言うとこんな感じです)を適用したので、規定工賃よりもかなり安く提案することができました。

今回板金修理とは別に、欧州車特有のメッキモールが白くなってしまう現象(欧州では環境に配慮して製造時毒性の高い物質の使用を控えているそうです。その為、耐侯性能が日本製のものと比べ低くなり白化してしまう現象)の磨きとコーティングをします。

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修理内容


損傷箇所の板金作業です。
パテ処理が極力薄く施工できるように、鉄板レベルでの形成を的確に行いました。

塗装は塗装ブースにて、ゴミやホコリを極限まで排除して施工します。

メッキモールは、磨きを(有)ガレージカーポイントの小林社長サンに協力してもらい、その後の保護コーティングは「板金屋」らしくクリヤ塗装を施しました。


メッキの白化を除去する研磨剤やリムーバーのようなものはケミカル剤関係でよく見かけるのですが、一様に数ヶ月で白化の再発がおこると言うことを聞きます。
ホイールに使用するコーティング剤やガラス系コーティングを保護膜にする事例がありますが、やはり同じようになるそうです。(小林社長談)
クリヤ塗装してしまえば、塗装が剥がれない限り保護は持続するものと思われます。

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修理結果


各パーツを組み付けて修理完了です。

メッキモールはクリヤ塗装を施すことで、本来のにぶく光った感じが損なわれテカッてしまわないかと心配でしたが、クリヤがのっているのかどうなのか分からないぐらいシックリいっているので大変良い感じに仕上がりました。

問題は白化除去作業をするにあたって、モールを外すかどうかでコストのかかり方にだいぶ差が出ることだと思います。
今回、板金担当がかなり慎重に外して何とか再利用できるレベルでの艤装作業だったのですが(それでも少し曲がってしまった箇所があります)通常は交換する機会を狙っての施工が良いかと思います。
今回は左半分のメッキモールが修理の関係上交換であったことを利用しました。

この度は、エムワイオートをご利用いただきましてありがとうございました。

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