海老名市のお客様より、スズキ スペーシアカスタム(SUZUKI SPACIA CUSTOM)リヤ部分損傷の修理依頼をいただきました。
電柱や標識支柱のようなポール状のモノにぶつかってしまったようなへこみです。 かなり大きい。(>_<)
今回バックドアは本来交換相当と思われる損傷でしたが、板金修理で対応します。
バックドアの場合、ほかのドアパーツと違いパネル交換するには貼り付け式のガラス脱着及びナンバープレート再封印(乗用車の場合)が付随作業となるため… パネル代金+取替作業+塗装+ガラス脱着+ナンバープレートの再封印費用(軽自動車は再封印作業はありません) 高額になる条件が揃ってしまいます。
エムワイオートでは、かなりの損傷モノでも頑張って鈑金します!損傷がひどくやむを得ず交換になる場合まずはリサイクル部品を探し、部品在庫がないなどの状況になって初めて新品交換に至ります。
修理はまず外板を外し内板の損傷を確認します。 案の定リヤバンパーを外すとロアバックパネル及びフロアの端がへこんでいました。
ここをしっかり直しておかないと、バンパーが定位置に着かなかったり雨漏れで車両を痛めたりします。
時々トランク下部(スペアタイヤが収まるスペース)に水がたまっている車両を見かけます。オーナーさんが気付いていない場合が多く既に相当時間がたっており、フロアの鉄板は錆び、水が腐りひどい臭いを発してることがあります。
水密テストを行い雨漏れが無いことを確認し、外板パネルのように塗装を施します。
バックドアは時間をかけ鈑金しました。鉄板レベルでの復元が肝要です。パテが薄いほど痩せなど後々のトラブルが少なくなります。
裏面もしっかり修正。
プライマーサフェーサーを施します。 プライマーサフェーサー通称プラサフは防錆、パネル保護、ペーパー目消し、塗装密着等に用います。
塗装ブースにて塗装
裏面も
ばらしたパーツを組み付けて完成です。 リヤバンパーは新品にて交換しました。
今回スズキ スペーシアカスタム(SUZUKI SPACIA CUSTOM)板金塗装修理は、広範囲の板金作業ということもあり、1週間ほどお時間をいただきました。工期を長くとらせていただきましたので、損傷パネルの平滑面成形や成形材料の「反応」や「痩せ」等を処置する充分な時間をとることができ助かりました。
この度は、エムワイオートをご利用いただきましてありがとうございました。(金井)