トヨタ修理事例

トヨタ ハリアー(TOYOTA HARRIER)板金塗装
自動車修理事例

今回トヨタ ハリアー(TOYOTA HARRIER)は、以前別の工場において「クイックリペア」による軽補修をし、その後塗装面にトラブルが出てしまったそうです。
お客様はその工場でクレーム対応してもらわずに、エムワイオートに修理依頼していただきました。

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損傷状況


元々は、リヤバンパーとの境付近に小さい損傷があったそうです。
前回の修理においてパテによる修理処理が施されているらしいのですが、パテのエッジ部分に不具合が出てきてしまっています。

塗装面では、大胆にパネルのド真ん中で塗装(クリヤ)をぼかしており、そのぼかし目の処理不良があります。印をした所が不良箇所です。
その他塗料の「垂れ」や「素穴(スアナ)」が多数ありました。

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修理内容


クリヤ際(きわ)をパネル表面から排除するためにテールランプとリヤバンパーをはずします。

前回の修理でパテのエッジ部分に不具合が生じていたのは、おそらく新車時の塗装である水性ベースコート上に溶剤系の補修剤(ポリパテ)を使用したことで起こったものと思われます。,
エムワイオートが加盟するBSサミットではこのトラブルへの解決策が確立されており、BSパネルテンショナー(本来高張力鋼鈑用の補修剤)という非溶剤系補修剤を使用し、一膜作ることで水性ベースコートへの溶剤系物質の吸い込みを無くします。

不具合箇所を修復処置した後は、通常どおりの過程で塗装作業に入ります。

塗装は、塗装ブースにて行います。 耐すり傷性(傷が付きにくい特性)、光沢性に優れたクリヤを使い塗装します。
傷が付きづらい塗膜ということは、逆に言えば塗装後通常行うような、塗り肌の調整やゴミ噛みの除去等が極端に困難になると言うことです。
デュポン社製の耐すり傷クリヤを使用した場合、一発で塗装肌を出すこととホコリやゴミを極力排除することは、作業性を考えた場合絶対条件となります。

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修理結果


修理完了です。
今回トヨタ ハリアー(TOYOTA HARRIER)の修理は、工期を長くとらせていただいたことで材料の「反応」や「痩せ」等に配慮する充分な時間をとることができました。

この度は、エムワイオートをご利用いただきましてありがとうございました。(金井)

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